メキシコとWordPressとお金

10月21日金曜日。私たちはメキシコ、ティファナに行って来ました。

ティファナは、日本から遊びに来てくれた友達と一緒に行く、とっておきの場所。アメリカに来て、異文化に触れ、驚き、さらにメキシコで強烈な異文化体験をしてもらおうという感じです。去年初めて行って、今回で4回目。そして、今回の旅の仲間は、海外は初めての男の子。

 

ロサンゼルスからメキシコまでは、ダウンタウンにある私たちの家の前のフリーウェイI-5を、ひたすら南に行けば、そのままフリーウェイでティファナに突入します。国境までは約2時間半のドライブ。

私たちは、毎回、国境の手前、アメリカ最後のExitで降り、そこに車を停めて国境を歩いて渡ります。

メキシコに入るのはすごく簡単で、遊園地にある回転扉をクルっとするだけ!

これで、非武装地帯とでも言うのでしょうか、アメリカとメキシコの国境に入ります。

そして、今度はメキシコ側で同じ扉をクルっとし、外に出ます。

今回メキシコに来た目的は、ティファナから30分ぐらいのところにあるRosalito(ロサリート)のFox Studio にある映画「タイタニック」で使われたタイタニック号を見に行こうというものでした。

国境にあるビジターセンターで、「タイタニックを見に行きたい」と言うと、「Fox Studioでは、今大きな映画を撮ってて入れないよ」とのこと。私たちは、「シティツアーという観光バスに乗れば、ワイナリーとかビール工場とかに行けるよ」と言われたので、それに乗ってティファナを1周することにしました。

国境から中心地までは、歩いて15分ぐらい。

この間、お土産物屋さんやレストランの客引きがすごくて、まるでサインを求められるアイドルのような状態になるのです。

バスの乗り場を聞こうと思って、街の中のビジターセンターに入り、「シティツアーのバスに乗りたい」というと、
受付のお姉さんが、「あれ?今日、バス見てないよ。走ってないかも。ちょっと確かめるから待って」と。

数分後……、

「今日は、イベントがあって全部のバスが貸し切りで、外に出てるからシティツアーはやってないんだって。明日なら大丈夫」と。

えーーー!!!

な、なんですか??そのゆるい感じ~~。

 

地図を持っていたので、ワイナリーとビール工場まで歩いて行ってみることにしました。
ティファナ4回目の私たちも、初めての場所です。

地図を頼りに歩きます。

奥の方に行くにつれ、客引きの人たちはいなくなり、地元の人が生活しているエリアに入ってきました。

メキシコは、驚くほどアメリカと違う国です。
歩いて国境を渡って、15分歩いただけなのに、雰囲気もカルチャーも、言葉も、空気も、全く違います。

舗装されてはいるけど、ガタガタな道。
ぼろぼろバスと車。
すごく安い物価。

普段私は、怖いものや不安など、一切ありません。
でも、ティファナの少し奥まで入って来て、「ここで襲われたらどうしよう」と少し思ってしまいました。

誰も襲わないのは分かっているのにです。

人は新しいことを体験しようとした時、ワクワクと同時に不安を感じるのは当たり前です。
「ワクワク」とたくさん感じられる人は、その体験を「楽しかった」と感じ、
不安や恐怖を多く感じる人は、同じ体験でも「怖かった」となるのでしょう。

もちろん、この時、私はワクワクいっぱいでしたが、
「もし何かあったら、2人の手を引っ張って走って逃げよう」なんてことも同時に考えていました。

昔、足が速かった私は、走るのには自信があるのです。

もちろんのことながら、怖いことなんて全くなく、ワイナリーとビール工場に行きました。

英語があまり通じないので、身振り手振りで会話をします。
これも面白い体験です。

ワイナリーでは、試飲をお願いしたら、1人フルで4杯出てきて、3人で12杯。

そんなに飲めませーん!!

それで1人5ドル。

アメリカでの試飲は基本的に3杯10ドル~15ドルが相場なので、それに比べるとかなり安い感じです。

ビール工場では、そこのレストランでランチにしました。
とりあえず、注文の前に、メキシコのペソを持っていないので、ドルが使えるか尋ねます。

ですが、お店の方の返事は、英語で「I don’t understand English.」と。

ドル札を見せて、これでいいかと尋ねると、「OK」と。
カードも使えるかと聞くと、それも「OK」だと。

ご飯はどれもおいしかったです。チリ入りのクリームパスタが一番驚きました。見た目はカルボナーラみたいなのに、辛いんですよね。

ところ変われば、同じものでも違うんですね。

3品で、350ペソ。ドル支払は、28ドル。ペソからドルに直す場合は10分の1以下になっちゃうんですね。

 

ビール工場からの帰り道。

国境からかなり離れてしまったので、タクシーで帰ろうと言うことになりました。

1台目、お客さんが乗ってたらしく、ドライバーさんが手を振って行ってしまいました。

そして、そこでもじもじしていると、乗り合いのタクシーが停まってくれました。

「How Much?」と聞くと、「5」とドライバーさん。

3人で5ドルなのか、1人5ドルなのか分かりませんが、とりあえず乗り込みました。

お客さんは他に3人。ミニバンいっぱいです。どうもシートベルトはしなくていいらしく、そのまま出発。

降りる時、値段を聞くと、今度は「3」と。

1人3ドルかなと思って、チップ込みで10ドル渡しましたが、他の人たちが渡していたのはコイン。
もしかしたら、3人で3ドルで良かったのかもしれません。

アメリカ入国は、パスポートチェックやセキュリティチェックがあるため、すんなりいきません。
今回は、待ち時間がすくな焼く約20分でアメリカに入れましたが、最初に行った時は1時間半以上、長い列に並びました。

アメリカにESTA登録で入って来ている旅行者は、パスポートのみ。
私たちは、グリーンカードのみでOKです。

メキシコからアメリカに帰ってくると同じ空が違う空に見えます。
解放感が違います!

「自由の国アメリカ~~~!!」という感じです。

 

さてさて、Wordpressの話に入ります。
WordPressとは、このホームページを作っている仕組みのことです。
私は、サイト作りは独学ですが、もう10年以上自分でやっているのである程度いろんなことができます。

そのことを知っている人も多いので、「サイトを作って」と良く言われます。
しかし、今まで、それはお断りしていました。

なぜならWordpressを使えば、誰でもタダでかっこいいサイトを作れるからです。
わざわざ私にお金を払って作ってもらわなくても自分でできることを知っているからです。

ですので、私はいつもこう言っていました。

「Wordpressを導入すれば簡単にサイトが作れるので、教えますよ」と。

しかし、そう私が言った人で、自分でサイトを作れた人は、私が慣れるまでつきっきりで教えた方、1人だけです。
それ以外の人は、やはり誰かに頼んだようでした。

私は、「自分でやればお金もかからないし、新しく学べて楽しい」と思って、そう言っていたのですが、良く考えると、初心者の方にとって、私の提案は、「不親切」だったのかもしれません。

これからは、Wordpressでのサイト作成の依頼をお引き受けすることにします。

 

また、最近、こんなことも考えました。
うちの「アート民宿ろさんぜるす」にはたくさんの旅人が泊まりに来ます。旅人達がどこかに行きたいと行った時、私たちはアメリカは安全な場所だと知っているので、「電車で……」や「バスで……」と言ってしまいます。私たちは1日ツアーもしているので、ツアーに参加してもらっても良いのです。でも、そのことは告げずに、他の方法を提案します。

正直、私は、「お金」や「お金をもらうこと」が良く分からないのです。

これもWordpressの件と同じで、
初めてのロサンゼルスに旅人だけを降ろして、「じゃぁ、いってらっしゃい」は、もしかしたら「不親切」なのかもしれません。

メキシコに行き、初めての場所を歩き、感じた不安。
そこから、初めてのWordpress、初めての海外について、いろいろ考えました。

何が親切で、何が不親切なのか。

お金とは何なのか。

はっきり答えは出ないので、まだまだ考えていきたいと思います♪

でも1つ言えることは、人は経験から学び、成長するということです。