グリーンカードの抽選Q&A

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2013年度分(DV2013)のグリーンカード抽選の応募が11月5日の東海岸時間正午で終わります。最後の1週間でたくさんの方からグリーンカードの抽選について質問を頂きましたので、ここでまとめておきますね☆

私たちはDV2009の時に、当たったラッキーさんです!その年の日本人の当選者は320人でした。毎年の応募が、世界中から約1000万人。当選者は、手続きをしない人の分も見込んで約10万人。そのうち、早く手続きをした5万人がグリーンカードを手にすることができます!ここ数年、毎年、当選者で手続きをした人は全員永住権が取れています。

応募資格

グリーンカードの抽選は、国籍ベースではなく、出生地ベースで行われます。例えば、日本で生まれた韓国籍の人に応募資格はありますが、韓国で生まれた日本人にはありません。なぜ韓国で生まれた人は応募資格がないのか?それは、移民が多いからです。過去5年間に5万人以上移民している国の出身者、つまり、韓国や中国、メキシコなどで生まれた人は、応募資格がないのです。日本生まれの移民は、毎年、非常に少なく、日本生まれの人は応募資格があるのです。他には、18歳以上で高卒以上という条件がありますが、中卒でも実務経験が長いなど他の条件を満たせば大丈夫なこともありますので、応募しても問題ないかと思います。(正式には分かりません)

ところで、「移民とは何だろう?」ということになりますが、それは「永住権を取ってアメリカに住んでいる人」のことです。

応募期間

応募期間は、DV2011まで10月初め~12月初めの2ヶ月間でしたが、DV2012から、10月初め~11月初めの1ヶ月間になりました。当選者発表は次の年の6月。オンライン確認のみで、以前のように郵送はありません。確認する際に、応募番号と生年月日、名字が必要ですので、番号を必ず控えておきましょう。

応募方法

応募はとても簡単で無料です。ベーシックな英語が分かればOKですので、お金を払って業者さんに頼む必要はありません。応募はこちらから!

応募の際に必要なものは、写真だけです。写真の加工に慣れない人はちょっと戸惑うかもしれませんが、デジカメで取って、Windowsの標準のMicrosft Office Picture Managerを使えば、そんなに難しくありません。

写真の規定は、無地背景で、サイズが600px X 600px、240kb以下で、胸から上、顔の部分が50%~69%と言った感じ。日本語の詳細はこちら

写真の準備ができたら、こちらのページに行き、写真がOKかチェックを!普通のデジカメの普通サイズで撮って加工すれば、ほぼOKです。

そして、応募画面に必要事項を記入します。不安な人は辞書を用意するといいと思いますが、住所や性別、生まれた国などをベーシック情報を書き込むだけなので、そんなに難しくはないはずです。心配しなくても大丈夫ですよ!!

そして最後に、「Continue」をクリック。確認画面が表示されます。それでOKなら、「Submit」か「Continue」(どちらだったか覚えていません)をクリックして完了です。

最後に、コンファメーションナンバーが出ますので、必ずそのページを保存かプリントアウトしてください!!これで応募は終わりです。写真ができていれば応募自体は5分もかかりません。

書類の不備があったら当選しないという話がありますが、住所変更など、当選してからでもできますので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

当選確認

当選確認は2012年の6月からできます。DV2012は、当初、当選者のほとんどが最初の数日に応募して人だったという理由から、再抽選が行われ、発表が7月15日~となりました。当選していたら、その画面に次の指示が出ているのでそれに従ってください!ケース番号と呼ばれる番号があります。この順番で面接が行われます。

ここ5年間の日本人当選者は、毎年約300人~400人です。

当選後について

まずは必要書類を提出します。この書類も辞書片手に自分で書き込めば大丈夫なので、業者さんや弁護士さんは必要ありません。私は全部自分で準備しました。アメリカの移住先の住所を書く必要がありますが、友達の住所など、とりあえずの住所で大丈夫です!どうしてもない方はご相談くださいね!後から修正できますので、ご心配なく!

面接の際に必要なものは、警察の犯罪履歴証明書と健康診断です。犯罪履歴書は結構時間がかかるので、面接の3カ月ぐらい前に用意しましょう。6か月以上、海外に滞在したことがある場合、その国のものも必要なのでその場合は、もっと時間がかかるので、早目に申請を!アメリカにいる場合は、日本大使館や領事館経由で申請できます。

健康診断は、アメリカ大使館指定の病院でする必要があります。電話で予約をして、健康診断を受け、1週間後ぐらいに受け取ることができます。面接に間に合うように準備を!アメリカ政府が要求する予防接種を受けていない人はこの健康診断の時に、受ける必要があります。どんな予防接種を受けたのか分かるように、母子手帳や証明書を用意してください!

当選者だけではなく、18歳以下の家族と配偶者も一緒にグリーンカードがもらえますので、書類などは人数分用意する必要があります。また、応募の際には未婚で、当選後、結婚した場合、配偶者ももちろんグリーンカードがもらえます。面接までに結婚すれば、2人ともゲットできます。

面接

書類を提出したら面接の順番を待つだけです。面接で落とされるなんてことはまずありません。面接は2012年の10月から、ケース番号の順番で行われます。2013年9月までに面接の順番が来なければ、その年の当選は無効になってしまいますが、ここ数年、そういったケースはありません。

面接はいたって簡単で、「どこに住む予定なのか?」とか、「仕事は何をする予定なのか?」とかを聞かれるだけです。

この際、アメリカ入国してすぐの住所が必ず必要です。手続きの書類に書いたものである必要はありませんので、この時までに正式な住所を確保しておくと良いでしょう!「どうしてもない!!」という方は、ご相談に乗りますのでご連絡くださいね!

この段階で、グリーンカードの申請料がかかります。

面接後

面接が終わると、仮の永住権が付いたパスポートが送られてきます。仮の永住権の有効期限は半年後。この間に、アメリカに入国し、正式なグリーンカードを取らなければいけません。

アメリカ入国後

空港入国の際に、大使館からビザと一緒に送られてきた書類を提出して、指紋を採されて終わりです。正式なグリーンカードとソーシャルセキュリティ番号は、2~3週間で、指定の住所に送られてきます。この際も、住所を再度確認されますので、変更があれば、このときにも変更できます。

私たちの場合、ソーシャルセキュリティ(元々持っていた)は2週間ぐらい、グリーンカードは1カ月ぐらいで送られてきました!!

日本に住んでいた私たちが応募したのが2007年の10月で、当選通知が来たのが2008年の5月の終わり。2008年11月にアーティストビザを取りアメリカへ。東京でのグリーンカードの面接が2009年の5月。仮のグリーンカードを持って入国したのが5月。そして正式なグリーンカードをゲットできたのが6月です。

応募から、ここまでトータルで1年半以上かかっています。

すぐに移住しない場合

グリーンカード保持者は、1年間に半年以上アメリカにいなければいけないという決まりがあります。しかし、再入国許可証を申請すれば、2年間外にいてもOK。これは、条件を満たしていれば何度でも更新できます。

私たちの知り合いも、日本とアメリカを行ったり来たりしている人はこれを申請している人がほとんどです。この場合、弁護士さんに依頼する人が多いですね。

アドバイス

私たちは、日本のパスポートでアメリカのグリーンカードを持っています。アメリカでも日本でも自由に何でもすることができます。グリーンカードを取ってから5年経てば、アメリカ市民権を取ることもできますが、グリーンカードで何十年も居続けることもできます。アメリカは自由の国です。

今の日本の状況を考えると、アメリカのグリーンカードはあった方がいいのではと思います。いざとなったら、いつでも移住できますし。

グリーンカードって簡単に当たるものなのかと考えた時、案外簡単なような気がします。数だけで見ると1000万人の応募で10万人が当選。100分の1です。宝くじの高額当選よりは、簡単なのではないかと……。

当たった私たちの周りには、当たった人がたくさんいます。だから、当たった人が周りに多くなったら、次は自分の番かもしれないと思った方がいいかも!

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